会社によっては無効化されていたりするけど、パソコンにログインする時、最後にログインしたユーザー名(普通は自分のアカウント名)がすでに表示されていて、パスワードだけ入力する場合がほとんどでしょう。
仕事でシステム管理なんかをしていると、作業でユーザのPCにログインすることが結構あって、作業が終わったらこの「最後にログインしたユーザ名」を元のユーザのものに戻しておくとちょっと親切(ユーザ名が管理者のアカウント名になってしまってるので)
この設定は例によってレジストリで管理されているので、.reg ファイルで簡単に変更可能。ただしWindows10からはWindows7までは不要だったDisplayNameとSIDも変更しなければならなくなったので要注意。
Windows 7はこんな感じ↓
Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Authentication\LogonUI] "LastLoggedOnSAMUser"="ドメイン名\ユーザアカウント名" "LastLoggedOnUser"="ドメイン名\ユーザアカウント名"
Windows 10はこちら↓
Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Authentication\LogonUI] "LastLoggedOnDisplayName"="ユーザアカウント表示名" "LastLoggedOnSAMUser"="ドメイン名\ユーザアカウント名" "LastLoggedOnUser"="ドメイン名\ユーザアカウント名" "LastLoggedOnUserSID"="<ユーザSID>"
SIDを調べないといけないのがちょっと面倒だけど 🙁
ちなみに、ユーザSIDは以下のコマンドで確認できる。ただしこのコマンドだと、PC上のすべてのユーザの情報が表示されてしまう。
wmic useraccount
今回のように特定のユーザの情報だけ表示されればいい、という時は↓のようにfindstr にパイプしてユーザ名でフィルタリングすればOK。
wmic useraccount | findstr ユーザアカウント名
作成した .reg をダブルクリックして、再起動もしくはログオフすれば設定が反映されます。